2019年12月 6日 (金)

俳誌『澤』令和元年12月号掲載句:

踊見る楊枝に玉子焼刺して
輪踊や一段高き真中の輪
鶏肉蒸す輪切檸檬にうめつくし
月も描きアラビア書道夜学校
蜩や古靴下に靴磨く

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俳誌『澤』令和元年11月号掲載句:

われの熱籠るクッション昼寝覚
外壁に水槽組まれ天使魚
門柱として灼くる鼻無き象の像
テリーヌにオクラぎつしり切り揃ふ
送火の赫いきほひて鳥居成す

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2019年10月 7日 (月)

俳誌『澤』令和元年10月号掲載句:

みづうみの溢るるところ蟹歩く
打水や群れ飛び野生化の鸚哥
仄暗き小舟の下よ泳ぎ抜く
新宿高校屋上プール飛行船
雨あがり西日の強きカフェを出づ

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モネの池、行ってきました(岐阜県関市)。
石英の砂の白さや透明度、蓮と鯉の色相の広さ等の相乗効果、見飽きません。

 

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2019年9月 5日 (木)

俳誌『澤』令和元年9月号掲載句:

両腕に揚ぐるシャッター更衣  
雲近く中禅寺湖ぞ滝噴ける
彼は誰の滝はゆつくり落ちにけり
杭抜けば蟻湧くほどや杭戻す
妻達よ小さきグラスの黒ビール

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鉢の木が食い荒らされており、よく見たら何らかの幼虫が。揚羽なら嬉しい!と思い検索したらどうやら蛾のようでテンション下がる。蝶と蛾でこんなにも違ってしまうことに悩む。

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2019年8月 6日 (火)

俳誌『澤』令和元年8月号掲載句:

古本の小口マーブル春惜しむ
梧桐や収集されぬゴミに×
浮きくれば沈め白靴濯ぎたる
鯖切身サラダにマヨネーズ勢ふ
蚊喰鳥咥へ来て猫真夜の居間

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自転車で浜名湖一周に挑戦したが、回りきれず断念。

計画を練りなおすか、もう少し小さい湖で再挑戦や!

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2019年7月11日 (木)

俳誌『澤』令和元年7月号掲載句:

ひつぱり合うて取る草餅や二人居れば  
うららなる三浦の磯や真水湧く
ぬくき陶土にあて鹿皮よ口縁均す
花疲れ引きあげティーバッグ回る
山独活の今日は肉巻き葉も茎も

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ほおずき市で吟行句会。
途中で携帯の電池が切れ、ひらがなの句ばかりに。
調べないと簡単な漢字も出てこない情け無さよ。。

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2019年6月12日 (水)

俳誌『澤』令和元年6月号掲載句:

闘鶏の雛すだく茶は茶に黒は黒に
榕樹【ガジュマル】に傾ぐ寺院や香涼し
暗き露店に雷魚串焼き見上ぐる猫
遺跡より高きビル無く街炎天
天井に壁虎殖ゆるやビール飲む

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練り込み技法、模索中。

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2019年5月15日 (水)

俳誌『澤』令和元年5月号掲載句:

小さく煙りシナモンパウダー冬の園
検査衣の腕ロッカーの鍵冷た
まぢかなる寒鴉カフェ三階の窓
曇天へ続く川なり凍りをり
しやくと切り揃へ壬生菜よ出汁に冷やす

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『装丁・装画の仕事2019』刊行されました、ぜひ参考にされたし。竹尾見本帖本店で装丁万華鏡展も連動開催されますので宜しくお願い申し上げます。

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2019年4月19日 (金)

俳句雑誌『澤』平成31年4月号掲載句

屠蘇散の小さく煙るや小盃
初烏歩みて早稲田通りかな
鬼板てふ鉄絵具溶く風邪ごゑに
くぢら竜田揚げを配膳六切れづつ
寒暮いま電線を行く白鼻芯

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うちから歩いて1分のところに窯があるので堪えきれずにとうとう通い出してしまいました。

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2019年4月17日 (水)

アンコールワットの思い出

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折角なので写真をアップしておきます。

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アンコールワットから門のほうを望む。 王様気分だ。

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タ・プローム寺院。 ガジュマルの成すがままなり補修補修

(正確にはガジュマルの一種でスアポンというらしい。)

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2019年3月14日 (木)

俳句雑誌『澤』平成31年3月号掲載句

花束のごと受け大根おほきなる葉
小六月きなこクッキー生地伸ばす
タブレットの光漏らさず掛蒲団
くぢら啼く天平寶字元年も

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アンコールワット行って来ました。
ガジュマルの浸食著しいタプローム寺院、感慨深し。

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2019年2月12日 (火)

俳句雑誌『澤』平成31年1、2月号掲載句

子守宮のねぶる己が眼キャビアめき
割箸に放られ守宮落ちゆきぬ
茸生ひ並ぶや巨老樹の上まで
レモンに爺かぶりつき孫驚かす
飛石の間隔広し水の秋

ケーキ生地流し込み型冷えゆけり
夕顔の実のうづたかし石の蔵
割れ石榴ひとつ丹古母鬼馬二めく
十六ミリフィルムみつしり巻かれ冷ゆ
冬の日や白磁に注ぎオリーブ油

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鷺宮囃子。中野区登録無形民俗文化財に指定されているそう。写真はしゃべる大黒様。

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2019年1月 7日 (月)

新春のお慶びを申し上げます。

昨年もお世話になり有り難うございました。
本年も宜しくお願い申し上げます。
みなさま良い年になりますように!

 

先日外出帰り、ハクビシンが電線を伝ってウチの屋根にのぼるところを目撃。屋根の向こう側からどこかへ行ったようで、その後気配はないのでご心配なく。猫や狸より大きいのに電線を軽々歩けて不思議な感じがしました。

 

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2018年11月10日 (土)

俳句誌『澤』平成30年11月号掲載句

萼めくる刃先なすびの蔕落とす
片方のブーツ橙色ぞ黴
せんぷうきのリモコンの「切」猫踏める
ぱしゆと受け水風船や破れたる
包丁の柄のみ古びぬ夏館

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鶯谷のタイムスリップ感

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2018年10月 4日 (木)

俳句誌『澤』平成30年10月号掲載句

開腹は縦よ横より涼しさう
ホルマリンに浮きて筋腫や昼寝覚
傷覆ひ防水テープシャワー弾く
ベッドに坐し土用鰻ぞ四人部屋
夕はしゐ縫合の糸溶けゆける

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萩に行ったら、東光寺の毛利家墓所は必見! 圧巻の迫力で震えました。


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2018年8月31日 (金)

俳句誌『澤』平成30年9月号掲載句

沫雪の空モノレールかたぶき来
春の夢の地下街行くたび拡張してゐる
大学病院天井鯉幟巨大
雨虎十匹ゴムボートの中
洗場のががんぼ水に崩れたる

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平成最後のアレがアレしてしまいましたが
まあ明日からもぼちぼち行きまひょう

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2018年8月 4日 (土)

俳句誌『澤』平成30年8月号掲載句

西日射す御廟に杉の高きかな
かてものとしてしのぎ食ふ露草よ
減速し過ぐる自動速度違反取締装置(オービス)栗の花
火蛾奔る軌跡ガラシャの筆致めく
粗大ゴミ処理券二枚雲の峰

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先日ちょこっと入退院し経過良好なのでご心配なくなのですが、つくづく「動けるだけで有り難いのだなー」と実感。
入院中は原因不明のムチウチ状態で動くと激痛、嘔吐、頭痛で地獄の地獄でした。退院して確信した原因は「強冷房」。(もっと早く気づけば個室に移るなり対処できたのに。。)予想外のことで身体を悪くすることもあるのだな。今はもうおかげさまで好調です。

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2018年7月10日 (火)

俳句誌『澤』平成30年6月号掲載句

あふのけば鞦韆進む鉄匂ふ
焼き春菊挟みトーストずくと切る
くらげ流る工場の煙行く方へ
麒麟心臓標本きりんの顔に似て薄暑
山と盛る筍飯や汝を呼びて

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桐の花が好きという知人から桐の実の写真が送られてきた。桐推し?

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2018年6月 6日 (水)

俳句誌『澤』平成30年6月号掲載句

みりみりと紙風船よ吹き張らす
朧夜や活魚水槽通りに面す
リンス溶きケロリン桶よ梅の宿
新若布立ち込むる味噌はばみたり
泡ひとつ飛ぶや子猫を洗ひをり

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ひょうたん、大好き♡


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2018年5月 9日 (水)

俳句誌『澤』平成30年5月号掲載句

畳みある肉引き広げ鉄鍋へ
剥がし取る軍手如雨露の把手凍つ
義姉に借り寝間着ゆるやか海鼠噛む
なまこ食ふ我を見つめてをり姑
鮫の心臓刺身に胡麻油垂らす

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たけのこ切り落とした穂先が可愛かったので皿に置いてほっておいたら、乾燥してなんだかキモカッコよし。

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