2020年9月10日 (木)

俳句誌『澤』令和二年9月号掲載句

汝抱き肺のうつろを聴く梅雨入
捕まへてしまひ天牛タッパー籠め
雲囲み霞ヶ浦よ鯰釣る
露涼し薔薇の棘貼り鼻の上
夏川や片足立ちに靴下脱ぐ

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最寄りの川で泳げる環境、暑かったっす。

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2020年8月17日 (月)

俳句誌『澤』令和二年8月号掲載句

ひとり居の長き嗽や春の雲
たがやしのれつ始点より白みゆく
待ち人を起こすや泉一周し
つゝみ紙薄く鯰のバーガー食む
病葉やポストに不在票二枚

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蓮の花も盛りを過ぎました。岩国蓮根は穴が九つなのが特徴とのこと。あちこちに蓮畑が広がりまだまだ根を太らせております。

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2020年7月18日 (土)

ネオワイズ彗星

主人が数日早起きして追い続けていた彗星、16日20:20頃から岩国市での撮影に成功です。
肉眼では難しかったですが、双眼鏡でははっきり見えました。そこにじっとあり、感動。
次に近づくのは五千年後とのこと。

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2020年7月12日 (日)

俳句誌『澤』令和二年7月号掲載句

真つ先に通訳笑ふフリージア
水槽に比目魚七枚春の月
抜歯後の麻酔の残る唇おぼろ
花薊廃棄自転車堆し
葛切や黄な粉黒蜜かけ零す

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リモートな打ち合わせも板についてまいりました。
梅雨晴間、夏鶯がずっと啼いております。
みなさまお大事にがんばりましょう。

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2020年6月26日 (金)

俳句誌『澤』令和二年6月号掲載句

夕東風や時に風車の反射光
新しき室外機はるさめ弾く
裁縫箱の内の深緋【こきひ】よ霾ぐもり
開きゆく茶葉の肉厚春の風邪
信楽の手洗ひ鉢や花疲れ

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なかなか格好よい色合いの写真だな(粗いけど)

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2020年5月15日 (金)

俳句誌『澤』令和二年5月号掲載句

新暦資源分け方マニュアル付
どんど果つ大き河より水放ち
独楽回る刃先高々拍手の輪
鶏肉と炊きてかぶらの融けのこる
うすらひや葉書一枚ポストまで

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桐大樹と黄砂

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2020年4月 6日 (月)

俳句誌『澤』令和二年4月号掲載句

腐蝕液に浸し銅版気泡冴ゆ
鳩舎冴ゆビル十階の屋上に
映写機の冷むるを待てり室の花
クレジットカードこまかに刻む寒
寒鯉や井戸神様として跳ぬる

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コロナウイルス、予想もしなかった。
家のまわりでは先週くらいから蛙が鳴き初めました。

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2020年3月 8日 (日)

俳句誌『澤』令和二年3月号掲載句:

常滑の井戸筒【いどつ】の赤や秋入日
蔦の家の二階窓より箪笥出づ
団栗の置きある座卓下に猫
縒れ本にアイロン掛くる司書冬日
落葉踏むわれ両側のビルに映る

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「竹の秋」という春の季語(筍に栄養分を費やすため竹は春に黄変する)。真っ盛り。

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2020年2月12日 (水)

俳句誌『澤』令和二年2月号掲載句:

葡萄一果はづす片手の全指もて
巻き取られフィルム冷えゆくリールごと
目の端に追ひ溝ねずみ赤い羽根
全集の積まれ壁成す神田秋
泡立草続くトンネルを抜けても

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錦帯橋河川敷広大なので、火縄銃連隊の公開訓練→出初式で消防車隊放水→とんど焼、と派手なものでした。



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2020年1月30日 (木)

俳句誌『澤』令和二年1月号掲載句:

木犀や御魂抜きたる神事棚
金箔檀紙の壁に秋日の鈍く照る
絵襖を見る行燈を引き寄せて
緑濃く九条葱鉄砲和へ【ねぎのてっぱい】生酒二種
茸むすび二個持たせくるるや京酒場

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岩国に越してきました。錦帯橋は三月まで保全工事中〜

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2019年12月 6日 (金)

俳誌『澤』令和元年12月号掲載句:

踊見る楊枝に玉子焼刺して
輪踊や一段高き真中の輪
鶏肉蒸す輪切檸檬にうめつくし
月も描きアラビア書道夜学校
蜩や古靴下に靴磨く

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俳誌『澤』令和元年11月号掲載句:

われの熱籠るクッション昼寝覚
外壁に水槽組まれ天使魚
門柱として灼くる鼻無き象の像
テリーヌにオクラぎつしり切り揃ふ
送火の赫いきほひて鳥居成す

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2019年10月 7日 (月)

俳誌『澤』令和元年10月号掲載句:

みづうみの溢るるところ蟹歩く
打水や群れ飛び野生化の鸚哥
仄暗き小舟の下よ泳ぎ抜く
新宿高校屋上プール飛行船
雨あがり西日の強きカフェを出づ

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モネの池、行ってきました(岐阜県関市)。
石英の砂の白さや透明度、蓮と鯉の色相の広さ等の相乗効果、見飽きません。

 

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2019年9月 5日 (木)

俳誌『澤』令和元年9月号掲載句:

両腕に揚ぐるシャッター更衣  
雲近く中禅寺湖ぞ滝噴ける
彼は誰の滝はゆつくり落ちにけり
杭抜けば蟻湧くほどや杭戻す
妻達よ小さきグラスの黒ビール

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鉢の木が食い荒らされており、よく見たら何らかの幼虫が。揚羽なら嬉しい!と思い検索したらどうやら蛾のようでテンション下がる。蝶と蛾でこんなにも違ってしまうことに悩む。

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2019年8月 6日 (火)

俳誌『澤』令和元年8月号掲載句:

古本の小口マーブル春惜しむ
梧桐や収集されぬゴミに×
浮きくれば沈め白靴濯ぎたる
鯖切身サラダにマヨネーズ勢ふ
蚊喰鳥咥へ来て猫真夜の居間

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自転車で浜名湖一周に挑戦したが、回りきれず断念。

計画を練りなおすか、もう少し小さい湖で再挑戦や!

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2019年7月11日 (木)

俳誌『澤』令和元年7月号掲載句:

ひつぱり合うて取る草餅や二人居れば  
うららなる三浦の磯や真水湧く
ぬくき陶土にあて鹿皮よ口縁均す
花疲れ引きあげティーバッグ回る
山独活の今日は肉巻き葉も茎も

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ほおずき市で吟行句会。
途中で携帯の電池が切れ、ひらがなの句ばかりに。
調べないと簡単な漢字も出てこない情け無さよ。。

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2019年6月12日 (水)

俳誌『澤』令和元年6月号掲載句:

闘鶏の雛すだく茶は茶に黒は黒に
榕樹【ガジュマル】に傾ぐ寺院や香涼し
暗き露店に雷魚串焼き見上ぐる猫
遺跡より高きビル無く街炎天
天井に壁虎殖ゆるやビール飲む

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練り込み技法、模索中。

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2019年5月15日 (水)

俳誌『澤』令和元年5月号掲載句:

小さく煙りシナモンパウダー冬の園
検査衣の腕ロッカーの鍵冷た
まぢかなる寒鴉カフェ三階の窓
曇天へ続く川なり凍りをり
しやくと切り揃へ壬生菜よ出汁に冷やす

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『装丁・装画の仕事2019』刊行されました、ぜひ参考にされたし。竹尾見本帖本店で装丁万華鏡展も連動開催されますので宜しくお願い申し上げます。

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2019年4月19日 (金)

俳句雑誌『澤』平成31年4月号掲載句

屠蘇散の小さく煙るや小盃
初烏歩みて早稲田通りかな
鬼板てふ鉄絵具溶く風邪ごゑに
くぢら竜田揚げを配膳六切れづつ
寒暮いま電線を行く白鼻芯

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うちから歩いて1分のところに窯があるので堪えきれずにとうとう通い出してしまいました。

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2019年4月17日 (水)

アンコールワットの思い出

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折角なので写真をアップしておきます。

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アンコールワットから門のほうを望む。 王様気分だ。

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タ・プローム寺院。 ガジュマルの成すがままなり補修補修

(正確にはガジュマルの一種でスアポンというらしい。)

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